ヴァリスの猫の話

昨日、本が届いてその中のヴァリスを見てみる。

ヴァリス (創元推理文庫)

ヴァリス (創元推理文庫)

猫のエピソードを、拾ってみた。
なんとなく覚えてるもんだなと思う。

作中人物のケヴィンの猫は、交通事故で死んだ。
んでケヴィンは、最後の審判の日に神の前に引き出されたらその死んだ猫をかかげて「これをどう説明してくださるんですか」と言うつもりだと言う。
猫に、こだわってます。

「かかげるための死体がね。それが猫の存在の重要点だよ。猫は、死体になるために生をうけ、ケヴィンは神の善性に異議をとなえるわけさ」

「ケヴィン」ファットがいった。
「きみの猫を創造したのは誰だ」
「神だよ」
「つまり神がご自身の善性を否定するものもつくりだしたというわけね」シェリーがいった。
「あなたの論法だと」

こんな調子で、会話が脱力的に続いていきます。
この本の、こんなくだりを覚えていたのか私。
他のエピソードは、そうはっきりとは覚えていないようだけどホントに何が印象に残るかわかったもんでは無いなと思いましたよ。

ところで今日も、鼻水が出る。
風邪というほどでも無く、アレルギーかなと思ったりもする。
高知は、昨日は今日よりも六度も低かったそうですが今日だって天気は、曇りで肌寒い。
昨日、寒いと言う感覚を思い出したな。