水木しげる先生の戦記物のドラマ

広島旅行中に、見て印象に残ったんだけど私がトロくって書いてなかった。

水木しげる先生の戦記物の小説は、読んだの。
何故か本棚に、無いけど、またしても無いんだけど。
でも戦記物のドラマを、お盆にやってたんです。

頭がパーなので、たらーっと見てたら映像や言葉が飛び込んできました。

漫画家に、なってからの先生の映像。
水木しげる先生が「水木さんの苦悩は...」等とまるで他人事のように話してる。
うあ。分裂してる。ああ先生が。ああ。
戦友の幽霊も、当然見てるし。

水木しげる先生が、バナナを大量に食べてる場面。
あ〜食べたくても食べれなくて亡くなった方の代わりに、食べてるんだろうか。

戦友の幽霊が、出て来てハイビスカスを置いて水木先生に、見せてると言う。
先生...そうとう自責してる。
自分だけ生きながらえてと思ってる。
ハイビスカスを、見る度に何か啓示を受けてるように急かされてる。
戦死した人間の事を、忘れるな!って。

あんな過酷な体験した水木先生が、こんな辛い想いを戦後何年も経ってまでしなければならないなんて惨い。
何かと惨い。

死の淵のギリギリまで行ったから、戦場になった島にまた行くなんてすぐ出来ない。
でも水木先生は、後になって行けた。
そして、そこで笑った。

それを戦友の幽霊が、問いただす。
何故笑ったのかと。
生きてて良かったと思ったから笑ったのだと思うといった事を先生は、語った。

戦友の幽霊は「お前は、100歳まで生きろ」と言って消えた。

私の親族の満州帰りの婆も「私は100歳まで、生きる」と言っている。
今、87歳。ボケて無いです。
いっそ100歳超えて。

生きて超えて行って水木先生も皆生きて!超えて。

写真は、広島の角度によってハート形に見える小島。